クリニックの開業やホームページのリニューアルを考えるとき、「どのようなページを用意すればよいのか」「診療案内には何を掲載すべきか」「何ページくらいあれば十分なのか」と悩む先生も多いのではないでしょうか。
制作会社からページ構成案を提示されても、必要な項目が揃っているのか、自院にとって不足している情報はないか、判断に迷うこともあるでしょう。
クリニックのホームページは、医院を紹介するためだけのものではありません。患者さんが受診先を検討し、診療内容を理解し、安心して来院するための情報を提供する役割があります。
そのため、デザインやページ数を決める前に、**「患者さんに何を伝える必要があるのか」「自院のどのような診療を紹介したいのか」**を整理することが大切です。
この記事では、クリニックのホームページに最低限必要な情報、代表的なページの種類と掲載内容、診療案内の構成、ページ数の決め方、制作前に医師が検討しておきたいポイントを解説します。
これからホームページを制作する先生はもちろん、既存サイトの見直しを考えている先生にも、ページ構成を検討する際の参考としていただければ幸いです。
1.クリニックのホームページに最低限必要な情報とは?
クリニックのホームページには、法律で一律に定められた最低ページ数があるわけではありません。
しかし、患者さんが受診を検討するうえで、優先して掲載したい情報があります。
まずは次の6つを基本として考えましょう。
| 基本情報 | 患者さんが知りたいこと |
|---|---|
| 医院の基本情報 | 医院名、診療科、所在地、連絡先 |
| 診療時間・休診日 | いつ受診できるのか |
| 診療内容 | どのような症状や病気を相談できるのか |
| 医師・診療方針 | どのような医師が、どのような考えで診療しているのか |
| 受診方法 | 予約の要否、初診の流れ、持ち物 |
| アクセス | 医院の場所、交通手段、駐車場など |
この6項目は、患者さんが「自分に合ったクリニックか」「どのように受診すればよいか」を判断するための基本情報です。
例えば、診療内容が詳しく紹介されていても、初診時に予約が必要か分からなければ、患者さんは受診をためらうかもしれません。
反対に、診療時間やアクセスが分かりやすくても、対応している症状や検査が不明確では、受診先として選びにくくなります。
最低限必要な情報と、必要なページ数は違う
ここで理解しておきたいのは、必要な情報の数と、ホームページのページ数は同じではないということです。
例えば、医師紹介と医院紹介を1ページにまとめることもできますし、診療時間とアクセスを同じページに掲載することもできます。
また、トップページに診療時間や予約方法を掲載したうえで、詳細ページでも説明する構成も考えられます。
まず必要な情報を洗い出し、その情報をどのページに配置するかを考える。
これが、クリニックのホームページ設計の基本です。
2.クリニックホームページの代表的なページ一覧
クリニックのホームページには、基本情報を伝えるページのほか、診療内容を詳しく紹介するページ、患者さんの不安を解消するページ、医院の特徴を伝えるページなどがあります。
代表的なページを、役割別に整理すると次のようになります。
| 分類 | ページの種類 | 主な役割 |
|---|---|---|
| 基本情報 | トップページ | 医院全体の案内と各ページへの入口 |
| 基本情報 | 医院紹介・診療方針 | 医院の考え方や特徴を伝える |
| 基本情報 | 医師・スタッフ紹介 | 診療する人について知ってもらう |
| 基本情報 | 診療時間・アクセス | 来院に必要な情報を伝える |
| 診療情報 | 診療案内 | 対応する診療内容を一覧で紹介する |
| 診療情報 | 診療内容別ページ | 重点的な診療や専門分野を詳しく説明する |
| 診療情報 | 症状・疾患別ページ | 患者さんの症状や病気に関する疑問に答える |
| 診療情報 | 検査・治療案内 | 検査や治療の内容、流れ、注意点を説明する |
| 受診案内 | 初診の方へ | 初めて受診する患者さんを案内する |
| 受診案内 | 予約・受診方法 | 予約方法や受付手順を説明する |
| 受診案内 | 料金案内 | 自由診療などの費用を説明する |
| 受診案内 | よくある質問 | 受診前の疑問や不安を解消する |
| 医院紹介 | 院内設備・施設紹介 | 診療環境や設備を紹介する |
| 情報発信 | お知らせ | 休診・診療時間変更などを告知する |
| 情報発信 | 医療コラム | 疾患や健康に関する情報を発信する |
| その他 | 採用情報 | スタッフ募集の情報を掲載する |
| その他 | プライバシーポリシー | 個人情報の取り扱いを説明する |
すべてのページを最初から用意する必要はありません。
例えば、採用を予定していないクリニックに採用情報ページは必須ではありませんし、検査をほとんど行わない医院では、独立した検査案内ページが不要な場合もあります。
一方、内視鏡検査や手術、自由診療などを提供する場合は、患者さんに説明すべき情報が多くなるため、専用ページを設けることが考えられます。
以下では、主要なページについて、具体的な掲載内容を紹介します。
3.基本ページには何を掲載する?ページ別の内容と役割
① トップページ|医院の全体像を伝える
トップページは、ホームページ全体の入口です。
患者さんが最初に訪れるページとは限りませんが、医院の概要を把握できる重要な場所になります。
主な掲載内容
- 医院名・診療科
- 医院の特徴や診療方針
- 主な診療内容
- 診療時間・休診日
- 予約・電話への案内
- お知らせ
- アクセス情報
- 各詳細ページへのリンク
トップページでは、すべての情報を詳しく説明する必要はありません。
例えば、診療内容を簡潔に紹介し、詳しく知りたい患者さんを診療案内ページへ誘導する構成が考えられます。
特に診療時間、予約方法、アクセスは、患者さんがすぐ確認できるようにしておきたい情報です。
② 医院紹介・診療方針|どのような医療を提供するのか
医院紹介ページでは、クリニックの考え方や診療の特徴を伝えます。
主な掲載内容
- 開院の経緯
- 診療理念・診療方針
- 医院が大切にしていること
- 対応する患者層や診療領域
- 地域医療との関わり
- 医院の特徴
例えば、幅広い症状の相談を受ける地域のかかりつけ医を目指すのか、特定の診療分野に重点を置くのかによって、伝えるべき内容は変わります。
「地域に寄り添う医療を提供します」という一般的な表現だけでなく、実際の診療体制や取り組みを具体的に説明すると、医院の特徴が伝わりやすくなります。
③ 医師紹介|患者さんが医師を知るためのページ
医師紹介は、患者さんが受診先を検討する際の判断材料となるページです。
主な掲載内容
- 医師の氏名・役職
- 経歴
- 保有資格
- 専門分野・主な診療領域
- 診療に対する考え方
- 患者さんへのメッセージ
- 医師の写真
経歴や資格を正確に掲載することはもちろん、どのような姿勢で患者さんと向き合っているのかが伝わる内容にするとよいでしょう。
複数の医師が在籍している場合は、担当する診療分野や診療日を分かりやすく整理することも重要です。
なお、専門医資格などの広告表現は、医療広告規制に従って適切に掲載する必要があります。
④ 診療時間・アクセス|来院のための実用情報
診療時間とアクセスは、患者さんが繰り返し確認する情報です。
主な掲載内容
- 診療時間
- 受付時間
- 休診日
- 予約受付時間
- 医院の住所
- 電話番号
- 地図
- 最寄り駅・バス停
- 駐車場・駐輪場
- 建物の入口や階数など
診療時間と受付時間が異なる場合は、その違いを明確にしましょう。
また、曜日によって担当医や診療内容が異なる場合は、患者さんが誤解しないように説明することが大切です。
駅からの道順や駐車場の位置が分かりにくい医院では、写真を使ったアクセス案内も役立ちます。
⑤ 初診の方へ|受診前の不安を減らす
初診案内は、患者さんが受診までの流れを理解するためのページです。
主な掲載内容
- 初診の予約方法
- 予約なしで受診できるか
- 受付から診察までの流れ
- 持参するもの
- 問診票の案内
- 支払い方法
- 対応可能な年齢
- 紹介状の必要性
- 受診時の注意事項
例えば、完全予約制のクリニックでは予約方法を詳しく説明する必要があります。
一方、予約なしで受診できる医院では、受付時間や混雑時の対応などを案内するとよいでしょう。
初診案内は、患者さんへの情報提供だけでなく、電話での問い合わせや受付時の説明を減らすことにもつながる可能性があります。
4.診療案内はどう作る?クリニックの中心となるページ構成
クリニックのホームページの中でも、特に設計を考えたいのが診療案内です。
診療案内は、患者さんが「自分の症状や病気を相談できるか」を確認するための情報です。
一口に診療案内といっても、掲載方法にはいくつかの種類があります。
診療科別ページ
内科・小児科・皮膚科など、診療科ごとにページを設ける方法です。
複数の診療科を標榜している医院では、それぞれの診療内容を整理しやすくなります。
診療内容別ページ
医院が提供する診療を、内容ごとに紹介する方法です。
例えば、内科であれば生活習慣病、健康診断、予防接種などが考えられます。
症状別ページ
患者さんが感じている症状を入口にするページです。
例えば、発熱、頭痛、腹痛、動悸、腰痛などがあります。
病名が分からない患者さんでも、自分の症状から情報を探しやすくなるという利点があります。
疾患別ページ
高血圧、糖尿病、アトピー性皮膚炎、変形性膝関節症など、疾患ごとに詳しく説明するページです。
病気の概要、主な症状、検査、治療方法、受診の目安などを整理できます。
検査・治療別ページ
胃カメラ、大腸カメラ、超音波検査、リハビリテーションなど、検査や治療について詳しく説明するページです。
検査前の準備や所要時間、注意事項など、受診に必要な情報を掲載できます。
どの種類のページを作ればよい?
すべての種類を用意する必要はありません。
例えば、診療内容が比較的シンプルなクリニックでは、一つの診療案内ページにまとめることもできます。
一方、複数の検査や治療を提供する医院では、診療案内を総合ページとして設け、そこから詳しいページへ進める構成が考えられます。
重要なのは、医師が説明したい情報と、患者さんが知りたい情報の両方を整理することです。
5.診療内容のページには何を書けばよい?
診療内容別・疾患別・検査別のページを作る際は、ページの名称だけでなく、掲載する内容も検討しましょう。
例えば、糖尿病の診療ページであれば、次のような項目が考えられます。
| 項目 | 掲載内容の例 |
|---|---|
| 診療の概要 | どのような病気や状態を対象としているか |
| 主な症状 | 代表的な症状や相談のきっかけ |
| 検査 | 医院で実施する検査 |
| 治療 | 実際に提供している治療・管理方法 |
| 診療の流れ | 初診から検査・治療までの一般的な流れ |
| 受診案内 | 予約方法、持ち物、受診時の注意点 |
| 関連情報 | 関連する疾患や検査ページへの案内 |
ここで大切なのは、一般的な医学知識を紹介するだけで終わらないことです。
例えば、糖尿病の説明が詳しくても、そのクリニックでどのような検査や診療を受けられるのか分からなければ、患者さんの受診判断には十分役立ちません。
医学的な説明に加えて、**「自院では何に対応しているのか」「患者さんはどのように受診すればよいのか」**を明確にしましょう。
なお、症状や疾患の説明では、個々の患者さんの状態によって診断や治療が異なることを踏まえ、過度に断定的な表現を避けることも大切です。
6.必要に応じて追加したいページと、その役割
基本ページや診療案内が整ったら、医院の診療内容や運営方針に応じて、次のようなページを検討できます。
検査・設備紹介
検査機器や医療設備を紹介するページです。
機器の名称や写真だけでなく、どのような検査に使用するのか、患者さんにとってどのような検査なのかを説明すると理解しやすくなります。
料金案内
自由診療、健康診断、予防接種、診断書などの費用を案内するページです。
料金だけでなく、対象となる診療、追加費用の有無、支払い方法なども必要に応じて説明しましょう。
特に自由診療の広告では、医療広告規制に基づく適切な情報提供が重要です。
よくある質問(FAQ)
患者さんから寄せられる質問をまとめるページです。
予約、診療対象、検査、費用、駐車場など、実際に問い合わせの多い内容を優先すると役立ちます。
お知らせ
休診、診療時間変更、予防接種の開始、診療体制の変更などを案内するページです。
最新情報が分かることが重要なため、古いお知らせだけが残らないよう運用を考えましょう。
医療コラム
病気や健康に関する情報を発信するページです。
患者さんの理解を助けるとともに、医院が取り組む診療領域を紹介する機会にもなります。
ただし、継続的な更新が難しい場合は、無理に設置する必要はありません。
採用情報
スタッフを募集する際に設けるページです。
募集職種、業務内容、勤務条件、応募方法などを掲載します。
プライバシーポリシー
個人情報の取り扱いに関する情報を掲載します。
問い合わせフォーム、Web予約、アクセス解析など、ホームページで取り扱う情報や利用サービスを確認し、実態に合った内容を整備することが必要です。
7.クリニックのホームページは何ページ必要?構成の考え方
必要な情報とページの種類が整理できたら、具体的なページ数を検討します。
ページ数を決める際は、最初に目標ページ数を設定するよりも、掲載したい情報を分類して考える方法がおすすめです。
まずは6ページ程度の基本構成
例えば、次のような構成です。
- トップページ
- 診療案内
- 医師紹介
- 医院紹介
- 診療時間・アクセス
- 初診の方へ
これは、基本情報を中心にしたコンパクトな構成例です。
実際の公開時には、プライバシーポリシーなど、医院の運用に応じて必要となる情報も別途整備します。
10ページ程度にする場合
基本構成に、主な診療内容や検査、よくある質問などを追加します。
例えば、生活習慣病、健康診断、検査案内、FAQなどを独立したページにする方法があります。
この段階では、医院が重点的に紹介したい診療内容を優先するとよいでしょう。
15ページ以上にする場合
症状別・疾患別ページや検査・治療ページを充実させる構成です。
例えば、生活習慣病の総合案内から高血圧、糖尿病、脂質異常症へとページを分けることが考えられます。
ただし、それぞれのページで十分な情報を提供できることが前提です。
20ページ以上にする場合
複数の診療科がある医院や、専門的な検査・治療を幅広く提供する医院では、20ページ以上になることもあります。
ページ数が増えるほど、情報を整理するためのメニュー構成や内部リンク、公開後の更新体制が重要になります。
6ページ、10ページ、15ページ、20ページという数字は、制作を検討するための目安であり、推奨ページ数やSEO上の基準ではありません。
8.ページを分けるか、まとめるかを判断する3つの基準
ホームページの構成を考えるとき、すべての診療内容を独立したページにする必要はありません。
ページを分けるかどうかは、次の3つを基準に考えると整理しやすくなります。
① 患者さんの知りたい内容が異なるか
例えば「膝の痛み」と「変形性膝関節症」では、患者さんが知りたい情報が異なる場合があります。
症状から受診先を探す患者さんと、すでに病名を知っている患者さんでは、必要とする説明が違うためです。
② そのページ独自の情報を十分に掲載できるか
別ページにしても、内容がほとんど同じであれば、無理に分ける必要はありません。
独立したページを作る場合は、そのテーマに固有の説明や、自院の診療内容を十分に掲載できるかを考えましょう。
③ 公開後に管理・更新できるか
ページが増えると、診療内容や費用、検査方法などが変更された際の修正箇所も増えます。
長期的に正確な情報を維持できるかどうかも、ページ構成を決める際の重要な判断材料です。
9.医師がホームページ制作前に整理しておきたいこと
制作会社へ依頼する場合でも、自作する場合でも、医師自身が事前に整理しておくとよい項目があります。
医院としてどのような診療を提供するのか
標榜する診療科だけでなく、重点的に取り組む診療内容や、対応可能な症状・疾患を整理します。
どのような患者さんに情報を届けたいのか
子どもから高齢者まで幅広く診療するのか、特定の疾患や検査を中心に紹介するのかによって、ページ構成は変わります。
自院の特徴は何か
医師の専門分野、診療体制、設備、診療方針など、実際の取り組みを整理します。
抽象的な宣伝文句を考えるよりも、患者さんに説明できる具体的な事実を洗い出すことが大切です。
患者さんにどのように受診してほしいか
予約制か、予約なしで受診できるか、初診時の流れ、Web予約の有無などを整理します。
ホームページの構成は、実際の受付・診療体制と一致させる必要があります。
公開後、誰が情報を管理するのか
休診情報や診療時間の変更を誰が更新するのか、診療内容の説明を誰が確認するのかも決めておきましょう。
ホームページは、制作時だけでなく、公開後の運用まで考えて設計することが重要です。
10.ページ構成を考える際のSEOと医療広告規制
SEOはページ数よりも情報の質と構造が重要
ページを増やせば、必ず検索順位が上がるわけではありません。
Googleは公式ガイドで、分かりやすいサイト構造や適切な内部リンク、ユーザーに役立つコンテンツの作成について説明しています。
例えば、診療案内を総合ページとして設け、そこから関連する診療内容や疾患のページへ移動できる構成は、患者さんが情報を探すうえでも役立ちます。
検索順位を目的に似たページを大量に作るのではなく、それぞれのページが患者さんの疑問に答えられるようにしましょう。
医療広告ガイドラインを確認する
クリニックのホームページは、医療広告規制の対象となり得ます。
特に、治療効果の表現、他院との比較、患者さんの体験談、自由診療の紹介などには注意が必要です。
自由診療については、広告可能事項の限定解除に必要な条件を踏まえ、治療内容、標準的な費用、主なリスク・副作用などの適切な情報提供が求められます。
また、医師の経歴や資格、設備、診療内容についても、事実に基づく正確な情報を掲載することが重要です。
制作会社に原稿作成を依頼する場合でも、医学的な内容や実際の診療体制については、医院側で確認しましょう。
11.クリニックのホームページ構成は実際の事例から学ぶ
ホームページのページ構成を検討する際は、実際のクリニックホームページを見ることも参考になります。
同じ診療科でも、診療案内を一つのページにまとめている医院もあれば、症状や疾患ごとに詳しく紹介している医院もあります。
また、ページ数が同じでも、トップページからの導線やメニューの分類によって、情報の探しやすさは変わります。
CLINICA WEBでは、全国のクリニックホームページを診療科別・地域別・特集別に紹介しています。
参考事例を見る際には、デザインだけでなく、次のような点にも注目してみてください。
- トップページにどのような情報が掲載されているか
- 診療案内がどのように分類されているか
- 医師紹介や医院紹介がどのように構成されているか
- 初診案内や予約方法が分かりやすいか
- 症状・疾患・検査のページがどのように整理されているか
参考サイトの構成をそのまま模倣するのではなく、自院の診療内容や患者さんのニーズに合わせて取り入れることが大切です。
12.クリニックのホームページ構成に関するよくある質問
Q.クリニックのホームページに必須のページはありますか?
すべてのクリニックに共通して、法律で一律に設置が義務づけられたページ数やページ構成があるわけではありません。ただし、医院の基本情報、診療内容、診療時間、アクセス、受診方法などは、患者さんが受診を検討するために優先して掲載したい情報です。個人情報の取り扱いや自由診療の説明など、運用・掲載内容に応じて対応が必要な事項もあります。
Q.クリニックのホームページは何ページくらいが適切ですか?
診療内容や医院の特徴によって異なります。基本情報を中心に6ページ程度から構成する方法もあれば、診療内容や疾患別ページを充実させて15〜20ページ以上になる場合もあります。最初にページ数を決めるより、必要な情報を整理して判断することをおすすめします。
Q.診療案内は1ページにまとめてもよいですか?
はい。診療内容が比較的シンプルであれば、1ページにまとめる方法もあります。一方、複数の診療分野や検査・治療を詳しく説明する場合は、独立したページを設けると分かりやすくなることがあります。
Q.症状別ページと疾患別ページは両方必要ですか?
必ずしも両方必要ではありません。患者さんが知りたい情報の違いや、それぞれのページに掲載できる内容を踏まえて判断しましょう。
Q.ホームページ制作会社には何を伝えればよいですか?
診療科、重点的な診療内容、対応する症状・疾患、診療方針、予約方法、必要な設備紹介などを整理して伝えると、具体的なページ構成を検討しやすくなります。
Q.開業時にすべてのページを完成させる必要がありますか?
開業時に必要な情報を優先して整え、公開後に診療内容やFAQなどを充実させる方法もあります。ただし、受診に必要な情報や、掲載する診療について求められる重要な説明は、公開時点で適切に用意しましょう。
まとめ|クリニックのホームページは、掲載する情報から設計しよう
クリニックのホームページを制作する際は、最初にページ数やデザインを決めるのではなく、患者さんに伝えるべき情報を整理することが大切です。
医院の基本情報、診療内容、医師紹介、診療時間、アクセス、初診案内などを土台として、自院の診療内容に合わせて必要なページを検討しましょう。
そのうえで、症状・疾患・検査・治療などの情報をどこまで詳しく紹介するかを判断します。
また、制作会社に依頼する場合でも、医師自身が診療方針や重点診療、患者さんに伝えたい内容を整理しておくことで、より具体的な制作相談ができるようになります。
ホームページのページ構成は、単なる情報の配置ではなく、医院の診療内容を患者さんにどのように伝えるかという設計そのものです。
CLINICA WEBでは、全国のクリニックホームページ事例を紹介しています。自院のホームページ構成を検討する際には、実際の事例を比較しながら、参考になる情報の見せ方を探してみてください。









