クリニックのホームページを制作する際、トップページ、医師紹介、診療時間、アクセスなどの基本ページは、診療科を問わず共通する部分が多くあります。
しかし、診療案内の構成は診療科によって大きく異なります。
例えば、内科では生活習慣病や健康診断、小児科では予防接種や乳幼児健診、整形外科では痛みの部位やリハビリテーション、消化器内科では内視鏡検査の案内などが重要になる場合があります。
さらに、同じ診療科でも、一般診療を中心とする医院と、特定の疾患や検査・治療に力を入れる医院では、適したページ構成が異なります。
クリニックのホームページは、診療科名だけでページを決めるのではなく、自院が提供する医療と、患者さんが知りたい情報をもとに設計することが大切です。
この記事では、内科・小児科・皮膚科・耳鼻咽喉科・整形外科・眼科・消化器内科・循環器内科・精神科・心療内科・婦人科・泌尿器科・歯科について、優先して検討したいページ、追加すると役立つページ、診療方針別の構成例を紹介します。
開業やホームページのリニューアルを検討している先生が、自院に合ったページ構成を考えるための実践的なガイドとしてご活用ください。
1.診療科によってホームページに必要なページが異なる理由
クリニックのホームページには、診療科を問わず共通する基本ページがあります。
- トップページ
- 医院紹介・診療方針
- 医師紹介
- 診療案内
- 診療時間・アクセス
- 初診の方へ
これらは、患者さんが受診先を検討するための基本情報です。
一方、診療案内の中身は、診療科や医院の診療方針によって変わります。
例えば、整形外科では「腰が痛い」「膝が痛い」といった症状から情報を探す患者さんがいます。眼科では、白内障や緑内障などの疾患に加え、検査や手術について詳しく知りたい患者さんもいるでしょう。
また、小児科では、保護者が予防接種の予約方法や乳幼児健診の持ち物を確認するなど、受診前の準備に関する情報も重要になります。
つまり、ホームページに必要な情報は、診療科の特徴だけでなく、患者さんがどのような目的でホームページを訪れるかによっても異なります。
「優先ページ」と「追加ページ」を分けて考える
本記事では、診療科別のページを次の2つに分けて紹介します。
優先して検討したいページ
その診療科の主要な診療内容や、患者さんが受診前に確認したい情報を掲載するページです。
診療内容に応じて追加したいページ
医院が重点的に取り組む診療分野、実施する検査・治療、患者さんへの説明内容などに応じて設けるページです。
なお、ここで紹介するページは、法律上の設置義務を示すものではありません。また、実施していない診療についてページを設けることを推奨するものでもありません。
2.診療科別|必要・おすすめページの早見表
まずは、主な診療科について、ページ構成の方向性を整理してみましょう。
| 診療科 | 優先して検討したいページ | 追加を検討したいページ |
|---|---|---|
| 内科 | 一般内科、生活習慣病、健康診断 | 高血圧、糖尿病、各種検査 |
| 小児科 | 一般小児科、予防接種、乳幼児健診 | 小児アレルギー、症状別案内 |
| 皮膚科 | 一般皮膚科、主な皮膚疾患 | ニキビ、アトピー性皮膚炎、美容皮膚科 |
| 耳鼻咽喉科 | 耳・鼻・のどの診療 | 花粉症、めまい、難聴、検査案内 |
| 整形外科 | 一般整形外科、部位別の症状 | 骨粗しょう症、スポーツ整形、リハビリ |
| 眼科 | 一般眼科、主な眼疾患 | 白内障手術、緑内障、眼科検査 |
| 消化器内科 | 一般消化器内科、内視鏡検査 | 検査の流れ、準備、疾患別案内 |
| 循環器内科 | 一般循環器内科、高血圧、不整脈 | 心不全、心臓超音波検査、症状別案内 |
| 精神科・心療内科 | 初診案内、診療対象、診療方針 | 疾患別案内、治療方法、FAQ |
| 婦人科 | 一般婦人科、月経の相談、婦人科検診 | 更年期、避妊相談、不妊相談 |
| 泌尿器科 | 一般泌尿器科、排尿に関する症状 | 前立腺疾患、尿路結石、検査案内 |
| 歯科 | 一般歯科、予防歯科、歯周病治療 | 小児歯科、矯正、インプラント、費用案内 |
この一覧は、あくまで構成を検討するための参考例です。
以下では、各診療科について、診療方針の違いによってページ構成をどのように変えるとよいかを具体的に紹介します。
3.内科クリニック|一般内科中心か、専門診療を重視するか
内科は、急性疾患から慢性疾患まで幅広い診療を行うことが多い診療科です。
そのため、どのような症状や疾患に対応しているのかを分かりやすく整理することが重要です。
優先して検討したいページ
- 一般内科
- 生活習慣病
- 発熱・感染症の診療
- 健康診断
- 予防接種
診療内容に応じて追加したいページ
- 高血圧
- 糖尿病
- 脂質異常症
- 睡眠時無呼吸症候群
- 各種検査
- 咳・頭痛・腹痛などの症状別案内
構成例① 一般内科を中心とするクリニック
地域のかかりつけ医として、幅広い症状や疾患に対応する医院では、診療内容を大きく分類する構成が考えられます。
診療案内の構成例
- 一般内科
- 生活習慣病
- 発熱・感染症
- 健康診断
- 予防接種
- 各種検査
この構成では、患者さんが「どのような症状を相談できるか」を把握しやすいことが重要です。
一般内科のページには、主な症状や疾患を一覧で掲載し、必要に応じて詳しい診療案内へ進めるようにします。
構成例② 生活習慣病の診療に重点を置くクリニック
高血圧や糖尿病などの継続的な診療に力を入れている医院では、疾患別ページを充実させる方法が考えられます。
診療案内の構成例
- 一般内科
- 生活習慣病
- 高血圧
- 糖尿病
- 脂質異常症
- 健康診断
- 各種検査
この場合、生活習慣病の総合ページから、それぞれの疾患ページへ進める構成にすると情報を整理しやすくなります。
疾患別ページでは、一般的な病気の説明だけでなく、自院で実施する検査や治療、継続的な診療の考え方などを紹介しましょう。
内科のポイント
幅広い症状に対応する医院では「診療範囲の分かりやすさ」を、特定の慢性疾患に重点を置く医院では「疾患ごとの診療内容の詳しさ」を重視するとよいでしょう。
4.小児科クリニック|一般診療中心か、予防接種・専門外来を充実させるか
小児科では、保護者が受診方法や予約方法を確認することが多く、診療内容と同じくらい受診案内が重要になります。
特に予防接種や乳幼児健診は、一般診療とは予約方法や実施時間帯が異なる場合があります。
優先して検討したいページ
- 一般小児科
- 予防接種
- 乳幼児健診
- 初診・再診の受診方法
- 発熱時などの受診案内
診療内容に応じて追加したいページ
- 小児アレルギー
- 気管支喘息
- アトピー性皮膚炎
- 便秘
- 夜尿症
- 発達に関する相談
- 予防接種の予約方法・持ち物
構成例① 一般小児科を中心とするクリニック
一般診療、予防接種、乳幼児健診を中心とする医院では、受診目的ごとにページを分ける方法が考えられます。
診療案内の構成例
- 一般小児科
- 予防接種
- 乳幼児健診
- 発熱時の受診案内
- 初診の方へ
予防接種ページでは、実施しているワクチン、予約方法、持ち物などを案内します。
乳幼児健診についても、対象年齢や実施内容、予約方法などを分かりやすく掲載しましょう。
構成例② 小児アレルギーなどの専門診療に力を入れるクリニック
一般小児科に加え、アレルギー疾患などの診療を重点的に行う医院では、専門診療のページを設ける方法があります。
診療案内の構成例
- 一般小児科
- 予防接種
- 乳幼児健診
- 小児アレルギー
- 気管支喘息
- アトピー性皮膚炎
- 食物アレルギー
- 初診の方へ
専門診療のページでは、対象となる症状や疾患、実施する検査、診療の流れなどを紹介します。
小児科のポイント
診療内容を詳しく説明するだけでなく、保護者が「いつ、何を準備して、どのように受診すればよいか」を理解できる構成を意識しましょう。
5.皮膚科クリニック|保険診療中心か、美容皮膚科を併設するか
皮膚科では、湿疹やアトピー性皮膚炎、ニキビなど、幅広い疾患に対応する医院があります。
また、一般皮膚科に加えて美容皮膚科などの自由診療を提供する医院もあります。
優先して検討したいページ
- 一般皮膚科
- 湿疹・皮膚炎
- アトピー性皮膚炎
- ニキビ
- じんましん
- 水虫・爪の疾患
診療内容に応じて追加したいページ
- いぼ・できもの
- 小児皮膚科
- 巻き爪
- 皮膚のできものの処置
- 美容皮膚科
- シミ・しわなどの相談
- 自由診療の料金案内
構成例① 保険診療を中心とする皮膚科
一般皮膚科を中心とする医院では、患者さんが相談したい疾患を探しやすい構成が考えられます。
診療案内の構成例
- 一般皮膚科
- 湿疹・皮膚炎
- アトピー性皮膚炎
- ニキビ
- じんましん
- いぼ・できもの
疾患別ページでは、主な症状、診察・検査、治療方法などを説明します。
ただし、すべての疾患を独立したページにする必要はありません。診療内容や情報量に応じて、一般皮膚科のページにまとめる方法もあります。
構成例② 美容皮膚科を併設するクリニック
保険診療と自由診療を提供する医院では、それぞれの診療案内を分ける構成が考えられます。
診療案内の構成例
- 一般皮膚科
- アトピー性皮膚炎
- ニキビ
- 湿疹・皮膚炎
- 美容皮膚科
- シミに関する相談
- しわに関する相談
- 実施する施術の案内
- 自由診療の料金案内
美容皮膚科では、施術の名称だけでなく、治療内容、費用、主なリスク・副作用など、患者さんが検討するための情報を適切に掲載することが重要です。
皮膚科のポイント
保険診療中心の医院では疾患別の分かりやすさを、美容皮膚科を併設する医院では診療区分や費用・治療内容の明確さを重視しましょう。
6.耳鼻咽喉科クリニック|耳・鼻・のどの分類か、専門診療を中心にするか
耳鼻咽喉科では、耳・鼻・のどという部位別の分類が患者さんにとって分かりやすい場合があります。
一方、めまいや難聴、アレルギー性鼻炎など、特定の症状や疾患に重点を置く医院もあります。
優先して検討したいページ
- 耳の症状・疾患
- 鼻の症状・疾患
- のどの症状・疾患
- アレルギー性鼻炎・花粉症
- 初診案内
診療内容に応じて追加したいページ
- めまい
- 難聴
- 中耳炎
- 副鼻腔炎
- 睡眠時無呼吸症候群
- 小児耳鼻咽喉科
- 聴力検査などの検査案内
構成例① 一般耳鼻咽喉科を中心とするクリニック
幅広い耳鼻咽喉科診療を行う医院では、部位別に整理する方法が考えられます。
診療案内の構成例
- 耳の症状・疾患
- 鼻の症状・疾患
- のどの症状・疾患
- アレルギー性鼻炎・花粉症
- 各種検査
各ページでは、主な症状や疾患、対応する検査などを一覧で紹介します。
構成例② めまい・難聴などの診療に力を入れるクリニック
特定の診療領域に重点を置く医院では、専門的な診療内容を独立したページにする方法があります。
診療案内の構成例
- 一般耳鼻咽喉科
- めまい
- 難聴・耳鳴り
- 聴力検査
- その他の検査案内
めまいや難聴のページでは、対応する症状、検査の内容、受診の目安などを紹介します。
耳鼻咽喉科のポイント
幅広い診療を行う場合は部位別の分類を、重点的な診療分野がある場合は症状・疾患別の詳しい案内を検討するとよいでしょう。
7.整形外科クリニック|一般整形外科中心か、リハビリ・スポーツ診療を重視するか
整形外科では、患者さんが病名を知らないまま、痛みやしびれなどの症状をきっかけに受診先を探す場合があります。
そのため、疾患名だけでなく、痛みの部位や症状から情報を探せる構成が役立ちます。
優先して検討したいページ
- 一般整形外科
- 首・肩の痛み
- 腰痛
- 膝の痛み
- 手足の痛み・しびれ
- 骨粗しょう症
診療内容に応じて追加したいページ
- スポーツ整形外科
- リハビリテーション
- 変形性膝関節症
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 骨密度検査
- 注射や処置などの治療案内
構成例① 一般整形外科を中心とするクリニック
幅広い運動器疾患に対応する医院では、部位別の症状を中心に整理する構成が考えられます。
診療案内の構成例
- 一般整形外科
- 首・肩の痛み
- 腰痛
- 膝の痛み
- 手足の痛み・しびれ
- 骨粗しょう症
患者さんが感じている症状から、対応する診療内容へ進めるようにします。
構成例② リハビリテーションやスポーツ診療に力を入れるクリニック
リハビリテーションやスポーツ障害の診療に重点を置く医院では、独立した案内ページを設ける方法があります。
診療案内の構成例
- 一般整形外科
- スポーツ整形外科
- リハビリテーション
- 骨粗しょう症
- 各種検査
リハビリテーションのページでは、対象となる症状や疾患、実施する内容、利用方法などを説明します。
整形外科のポイント
一般診療中心の医院では症状・部位別の分かりやすさを、リハビリやスポーツ診療を重視する医院では、実際に提供する診療内容や受診方法の詳しい説明を意識しましょう。
8.眼科クリニック|一般眼科中心か、手術・専門診療を重視するか
眼科では、疾患に関する情報に加えて、検査や治療の内容を詳しく知りたい患者さんもいます。
特に手術を実施する医院では、手術前後の流れや注意事項など、説明すべき情報が増えます。
優先して検討したいページ
- 一般眼科
- 白内障
- 緑内障
- ドライアイ
- アレルギー性結膜炎
- 各種眼科検査
診療内容に応じて追加したいページ
- 白内障手術
- 網膜・眼底の疾患
- 小児眼科
- コンタクトレンズ診療
- 日帰り手術
- 手術前後の注意事項
構成例① 一般眼科を中心とするクリニック
一般眼科診療を中心とする医院では、代表的な疾患と検査を整理する構成が考えられます。
診療案内の構成例
- 一般眼科
- 白内障
- 緑内障
- ドライアイ
- 各種検査
それぞれの疾患について、自院で対応する診療内容を明確にしましょう。
構成例② 白内障手術などを実施するクリニック
手術を実施する医院では、疾患説明と手術案内を分ける方法があります。
診療案内の構成例
- 一般眼科
- 白内障
- 白内障手術
- 手術前後の流れ
- 各種眼科検査
手術案内では、対象となる患者さん、検査、手術の流れ、術後の注意事項などを説明します。
眼科のポイント
一般診療中心の医院では疾患と検査の分かりやすさを、手術を実施する医院では治療の流れや受診前後の情報を重視しましょう。
9.消化器内科・内視鏡内科クリニック|一般消化器診療か、内視鏡検査を重視するか
消化器内科では、腹痛や胃痛などの症状に加えて、胃カメラや大腸カメラの検査を目的としてホームページを訪れる患者さんもいます。
そのため、一般診療と検査案内をどのように整理するかが重要です。
優先して検討したいページ
- 一般消化器内科
- 胃カメラ
- 大腸カメラ
- 腹痛・胃痛などの症状
- 便通異常などの症状
診療内容に応じて追加したいページ
- 内視鏡検査の流れ
- 検査前の準備
- 検査後の注意事項
- 胃・食道の疾患
- 大腸の疾患
- ピロリ菌に関する診療
- 大腸ポリープの処置
- 鎮静を伴う検査の案内
構成例① 一般消化器診療を中心とするクリニック
腹痛や胃痛、便通異常などの診療を幅広く行う医院では、症状や疾患を中心に整理する構成が考えられます。
診療案内の構成例
- 一般消化器内科
- 胃・食道の症状と疾患
- 腸の症状と疾患
- 各種検査
- 初診案内
構成例② 内視鏡検査に力を入れるクリニック
胃カメラや大腸カメラを重点的に紹介したい医院では、検査ごとのページを設ける方法があります。
診療案内の構成例
- 一般消化器内科
- 胃カメラ
- 大腸カメラ
- 検査前の準備
- 検査後の注意事項
- 大腸ポリープの処置
胃カメラと大腸カメラでは準備や検査方法が異なるため、それぞれ独立したページで説明すると分かりやすくなります。
消化器内科のポイント
一般診療中心の医院では症状・疾患別の案内を、内視鏡検査を重視する医院では検査の予約から終了後までの流れを詳しく説明する構成を意識しましょう。
10.循環器内科クリニック|一般循環器診療か、心疾患の専門診療を重視するか
循環器内科では、高血圧や不整脈などの疾患に加え、動悸、息切れ、胸痛などの症状から受診先を探す患者さんもいます。
そのため、症状別と疾患別の情報を組み合わせる構成が考えられます。
優先して検討したいページ
- 一般循環器内科
- 高血圧
- 不整脈
- 動悸・息切れ
- 胸痛などの症状
- 循環器検査
診療内容に応じて追加したいページ
- 心不全
- 狭心症・虚血性心疾患
- 心臓超音波検査
- ホルター心電図
- 睡眠時無呼吸症候群
- 生活習慣病
- 健康診断で心電図異常を指摘された方へ
構成例① 一般循環器診療を中心とするクリニック
高血圧や不整脈などの診療を幅広く行う医院では、代表的な疾患と症状を整理する構成が考えられます。
診療案内の構成例
- 一般循環器内科
- 高血圧
- 不整脈
- 動悸・息切れ
- 循環器検査
構成例② 心疾患の専門診療に力を入れるクリニック
心不全などの診療や専門的な検査を重点的に行う医院では、疾患別・検査別ページを充実させる方法があります。
診療案内の構成例
- 一般循環器内科
- 心不全
- 不整脈
- 心臓超音波検査
- ホルター心電図
- その他の循環器検査
疾患ページでは、自院で実施できる検査や診療内容、継続的な診療の考え方などを紹介します。
なお、胸痛や強い息切れなど緊急性が高い可能性のある症状については、ホームページでの情報提供が適切な受診を遅らせないよう配慮が必要です。
循環器内科のポイント
一般診療中心の医院では症状と疾患の分かりやすさを、専門診療を重視する医院では検査・診療体制の具体的な説明を意識しましょう。
11.精神科・心療内科クリニック|一般外来中心か、専門的な相談・治療を重視するか
精神科・心療内科では、診療内容だけでなく、初診の予約方法や診療の流れを詳しく確認したい患者さんもいます。
そのため、診療案内と受診案内の両方を充実させることが重要です。
優先して検討したいページ
- 診療案内
- 診療対象・対応可能な相談
- 初診の流れ
- 予約方法
- 診療方針
- よくある質問
診療内容に応じて追加したいページ
- うつ病
- 不安症
- 不眠症
- 適応障害
- 発達に関する相談
- 薬物療法
- 心理療法・カウンセリング
- 診断書などの書類案内
構成例① 一般精神科・心療内科外来を中心とするクリニック
幅広い相談を受ける医院では、診療対象と受診方法を明確にする構成が考えられます。
診療案内の構成例
- 診療案内
- 対応する主な症状・疾患
- 初診の方へ
- 予約方法
- よくある質問
特に初診の所要時間、予約の必要性、対象年齢、紹介状の必要性などを分かりやすく掲載するとよいでしょう。
構成例② 心理療法・カウンセリングなどを提供するクリニック
薬物療法に加えて、心理療法やカウンセリングなどを提供する医院では、治療内容を独立して紹介する方法があります。
診療案内の構成例
- 診療案内
- 主な疾患
- 薬物療法
- 心理療法・カウンセリング
- 初診の方へ
- 料金・利用方法
心理療法やカウンセリングのページでは、実施内容、対象、予約方法、費用などを明確にします。
精神科・心療内科のポイント
患者さんが安心して受診を検討できるよう、診療対象、初診の流れ、治療方法、費用などを具体的に案内しましょう。
12.婦人科クリニック|一般婦人科中心か、専門相談・検診を重視するか
婦人科では、月経に関する相談、婦人科疾患、検診、更年期など、受診目的が幅広くなります。
そのため、患者さんの相談内容に合わせてページを分類する方法が考えられます。
優先して検討したいページ
- 一般婦人科
- 月経に関する相談
- 婦人科検診
- 子宮頸がん検診
- 更年期の相談
- 初診案内
診療内容に応じて追加したいページ
- 月経困難症
- 子宮筋腫
- 子宮内膜症
- 避妊相談
- 不妊に関する相談
- 妊娠に関する相談
- 各種検査
- 自由診療の料金案内
構成例① 一般婦人科を中心とするクリニック
幅広い婦人科診療を行う医院では、相談内容別にページを整理する構成が考えられます。
診療案内の構成例
- 一般婦人科
- 月経に関する相談
- 婦人科疾患
- 婦人科検診
- 更年期の相談
構成例② 検診や専門的な相談に力を入れるクリニック
婦人科検診、不妊相談、更年期診療などに重点を置く医院では、目的別のページを充実させる方法があります。
診療案内の構成例
- 一般婦人科
- 婦人科検診
- 子宮頸がん検診
- 更年期の相談
- 不妊に関する相談
- 各種検査・料金案内
検診や相談内容によって、予約方法、実施する検査、費用などが異なる場合があります。
婦人科のポイント
患者さんが自分の相談内容から必要な情報を探せる構成にするとともに、検診や専門相談の受診方法を明確にしましょう。
13.泌尿器科クリニック|一般泌尿器科中心か、専門診療を重視するか
泌尿器科では、患者さんが症状について相談しにくいと感じる場合もあります。
そのため、どのような症状に対応しているのかを分かりやすく掲載することが重要です。
優先して検討したいページ
- 一般泌尿器科
- 頻尿・夜間頻尿
- 排尿困難
- 血尿
- 尿路感染症
- 前立腺の疾患
診療内容に応じて追加したいページ
- 尿路結石
- 過活動膀胱
- 前立腺肥大症
- 男性の健康相談
- 尿失禁
- 各種検査
- 自由診療の案内
構成例① 一般泌尿器科を中心とするクリニック
幅広い泌尿器科診療を行う医院では、症状別の案内を中心に整理する構成が考えられます。
診療案内の構成例
- 一般泌尿器科
- 頻尿・夜間頻尿
- 排尿困難
- 血尿
- 尿路感染症
患者さんが自分の症状から診療内容を確認できるようにします。
構成例② 前立腺疾患や排尿障害の診療に力を入れるクリニック
特定の疾患や検査に重点を置く医院では、疾患別・検査別ページを充実させる方法があります。
診療案内の構成例
- 一般泌尿器科
- 前立腺肥大症
- 過活動膀胱
- 排尿障害
- 各種検査
検査ページでは、実施する検査や受診時の注意事項などを紹介するとよいでしょう。
泌尿器科のポイント
症状から受診先を探す患者さんに配慮し、対応する診療内容や検査について分かりやすく説明しましょう。
14.歯科クリニック|一般歯科中心か、専門治療・自由診療を重視するか
歯科では、一般歯科、予防歯科、歯周病治療などに加えて、矯正歯科やインプラントなどの自由診療を提供する医院もあります。
そのため、診療メニューごとにページを分類する構成が考えられます。
優先して検討したいページ
- 一般歯科
- むし歯治療
- 歯周病治療
- 予防歯科
- 初診案内
診療内容に応じて追加したいページ
- 小児歯科
- 矯正歯科
- インプラント
- 審美歯科
- 入れ歯・義歯
- 根管治療
- 口腔外科
- 自由診療の料金案内
構成例① 一般歯科・予防歯科を中心とするクリニック
一般的な歯科診療を中心とする医院では、診療内容別に整理する構成が考えられます。
診療案内の構成例
- 一般歯科
- むし歯治療
- 歯周病治療
- 予防歯科
- 小児歯科
構成例② 矯正歯科やインプラントなどを提供するクリニック
自由診療を提供する医院では、治療内容ごとの詳しいページを設ける方法があります。
診療案内の構成例
- 一般歯科
- 予防歯科
- 矯正歯科
- インプラント
- 審美歯科
- 自由診療の料金案内
自由診療のページでは、治療内容、標準的な費用、治療期間・回数、主なリスク・副作用など、患者さんが検討するための情報を適切に掲載することが重要です。
歯科のポイント
一般診療中心の医院では診療内容の分かりやすさを、自由診療を提供する医院では治療方法や費用、注意事項の詳しい説明を重視しましょう。
15.症状別・疾患別・検査別ページはどう使い分ける?
診療科ごとのページ構成を考える際に迷いやすいのが、症状別・疾患別・検査別ページの使い分けです。
それぞれの役割を整理すると、次のようになります。
| ページの種類 | 主な対象 | 掲載内容の例 |
|---|---|---|
| 症状別ページ | 病名が分からない患者さん | 考えられる原因、受診の目安、対応する診療 |
| 疾患別ページ | 特定の病気について知りたい患者さん | 疾患の特徴、検査、治療、診療方針 |
| 検査別ページ | 検査を検討・予定している患者さん | 検査方法、準備、流れ、注意事項 |
| 治療別ページ | 治療方法について知りたい患者さん | 治療内容、対象、流れ、費用、注意点 |
例えば、整形外科であれば「膝の痛み」という症状別ページから、「変形性膝関節症」という疾患別ページへ案内する構成が考えられます。
消化器内科であれば、「胃痛」という症状別ページから、胃カメラの検査案内へ進める構成も考えられます。
ただし、すべての種類のページを設ける必要はありません。
患者さんが知りたい内容が異なり、それぞれのページに十分な固有の情報を掲載できる場合に、独立したページを検討するという考え方が基本です。
16.診療科別のページ数はどう決める?
「内科なら10ページ」「皮膚科なら20ページ」といった、診療科ごとの決まったページ数はありません。
同じ診療科でも、診療内容や重点分野によって必要な情報量が異なるためです。
例えば、一般内科を中心とする医院と、糖尿病や循環器疾患の診療に重点を置く医院では、適したページ構成が変わります。
ページ数を検討する際は、次の点を確認しましょう。
- 主要な診療内容を十分に説明できているか
- 患者さんが知りたい症状や疾患の情報があるか
- 検査・治療について独立した説明が必要か
- 既存ページと内容が重複していないか
- 公開後に情報を更新・管理できるか
ページ数を増やすこと自体を目的とするのではなく、必要な情報を整理した結果としてページ数が決まるようにしましょう。
17.診療科別ページ構成とSEO・内部リンクの考え方
クリニックのホームページでは、診療案内を中心に、関連するページを整理することが大切です。
例えば、内科では次のような構成が考えられます。
トップページ
└ 診療案内
├ 一般内科
├ 生活習慣病
│ ├ 高血圧
│ ├ 糖尿病
│ └ 脂質異常症
├ 健康診断
└ 予防接種
このように、総合案内から詳しいページへ進める構成にすると、患者さんが必要な情報を探しやすくなります。
また、関連するページ同士を適切な内部リンクで結ぶことも重要です。
例えば、糖尿病のページから生活習慣病の総合案内や関連する検査ページへ案内することで、患者さんが関連情報を確認しやすくなります。
ただし、SEOを目的に、内容がほとんど同じページを大量に作ることは避けましょう。
それぞれのページが、患者さんにとって独自の価値を持つことが大切です。
18.診療科別のホームページ事例を参考にする
診療科別のページ構成を考える際は、実際のクリニックホームページを比較することも参考になります。
同じ診療科でも、診療案内を一つのページにまとめている医院もあれば、疾患別・症状別・検査別に詳しく紹介している医院もあります。
また、ページの種類だけでなく、トップページからの導線やメニューの分類によっても、情報の探しやすさは変わります。
CLINICA WEBでは、全国のクリニックホームページを診療科別・地域別・特集別に紹介しています。
自院と同じ診療科の事例を比較しながら、どのようなページが設けられているか、診療案内がどのように整理されているかを確認してみてください。
ただし、他院のページ構成をそのまま取り入れるのではなく、自院の診療内容や患者さんのニーズに合わせて検討することが重要です。
19.診療科別ホームページ構成に関するよくある質問
Q.診療科ごとに必ず設けるべきページはありますか?
法律で診療科ごとに一律に定められたページ構成があるわけではありません。実際の診療内容と、患者さんに必要な情報をもとに判断しましょう。
Q.疾患別ページは多い方がSEOに有利ですか?
ページ数だけで検索順位が決まるわけではありません。疾患ごとに十分な情報を掲載できる場合は独立したページを検討できますが、内容が重複する場合はまとめる方法もあります。
Q.症状別ページと疾患別ページは両方必要ですか?
必ずしも両方必要ではありません。患者さんが知りたい情報の違いや、掲載できる内容を踏まえて判断しましょう。
Q.開業時にすべての診療ページを完成させる必要がありますか?
開業時に必要な診療情報を整え、公開後に疾患別・症状別ページを追加する方法もあります。ただし、実際に提供する診療内容や受診方法については、公開時点で適切に案内することが大切です。
Q.診療科別のページ構成は制作会社に任せてもよいですか?
制作会社から構成案の提案を受けることはできますが、実際に提供する診療内容や重点分野、検査・治療については、医師自身が整理して伝えることが重要です。
まとめ|診療科に合ったページ構成で、患者さんに必要な情報を届けよう
クリニックのホームページに必要なページは、診療科によって異なります。
内科では生活習慣病や健康診断、小児科では予防接種や乳幼児健診、整形外科では症状別の案内、消化器内科では内視鏡検査など、診療科ごとに優先したい情報があります。
ただし、同じ診療科でも、医院の診療方針や提供する検査・治療によって、適したページ構成は変わります。
重要なのは、診療科に合わせてページを増やすことではなく、自院が提供する医療と、患者さんが知りたい情報を適切に結びつけることです。
ホームページ制作やリニューアルを検討する際には、まず自院の診療内容を整理し、必要なページを検討してみましょう。
CLINICA WEBでは、さまざまな診療科のホームページ事例を紹介しています。実際の事例を参考にしながら、自院に合ったページ構成や情報の見せ方を考えてみてください。









